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2017年7月24日

リニア新幹線を考える連絡会との懇談会


IMG_99167月18日、日本共産党川崎市議会議員団は、「リニア新幹線を考える東京・神奈川連絡会」(共同代表 天野捷一、山本太三雄、矢沢美也、他)と懇談しました。

同会は川崎市に対する要望として、13項目を寄せています。

特に、最大の規模となる高津区の梶ヶ谷非常口の工期短縮をはかるために採用されたニューマチック・ケーソン工法が周辺の地下水などに与える影響の環境影響評価のやり直しや、市民の防災施設である県の矢上川調整池事業が隣接平行して行われる梶ヶ谷非常口工事と事業間調整が未だにされていないとして市として速やかに県とJR東海に対して早急に協議を行うことを求めています。

さらに、相模川や酒匂川から川崎市民に給水する長沢浄水場に水を運ぶ2本の導水管が相模原市3カ所、町田市1カ所、川崎市内1カ所でリニアのトンネルと近接交差することについて、中でも相模原市西橋本では導水管の上部から4m上をリニアのトンネルが横切ることになり工事や供用による水道供給への影響が危惧されるが、市として重大な関心を持ってJR東海に説明を求め協議を行うことを要望しています。

また、JR東海が建設発生土を東扇島堀込部の埋め立てに受け入れることを川崎市に求めたことに対して「考え方を整理」すると市は回答していますが、同会は、「市はリニアのためには税金を使わないとしてきたが、リニア残土が有償の場合でも受け入れるのか回答」を求めています。

東百合ヶ丘非常口付近の尻手黒川線はヨネッティーのプールに向かう一般車両で混雑しているが、さらに市民に不便をかける工事車両出入りの走行計画の変更を市として求めるよう要望しています。懇談ではすでにおきているこうした問題の解決をはかるための取り組みについても意見交換しました。