議会報告

2020年3月23日

国民健康保険条例の一部を改正する条例案~渡辺議員が提案説明


IMG_37883月19日の川崎市議会第1回定例会で日本共産党の渡辺学議員が、日本共産党川崎市議団が提出した議員提出議案第2号「川崎市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」の提案説明をおこないました。

渡辺議員の提案説明原稿は以下の通りです(議事録ではありません)。採決では日本共産党議員以外の議員の反対で否決されました。

提案説明                            

私は、「議員提出議案第2号川崎市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について」提案者を代表して、提案説明を行います。

本議案は2020年度の国民健康保険料を改めるため、条例を改正するものです。

本市においては、国保加入世帯の高すぎる国保料を軽減するため、年額、1世帯10,000円を控除すること、及び19歳未満の子どもに掛かる均等割り額を賦課しないことを提案するものです。国保加入者は自営業者や低所得の高齢者が多く加入しています。貧困と格差が広がる中、高すぎる国保料が加入者を苦しめており、せめて1世帯1万円の減額が必要です。

また、国保料には他の組合健保、協会けんぽには無い均等割が付加されるため、高額になり生活を苦しめています。

本市の国保の均等割分は医療分と支援分だけでも今年度、一人あたり年額46,959円です。均等割は家族の人数に応じて掛けられるため、所得額が同じでも協会けんぽ保険料と比較し夫婦と小学生2人家族で2倍の負担となっています。不公平で高い国保料を協会けんぽ並みに引き下げることを全国知事会はじめ地方6団体も国に求めています。せめて19歳未満の子どもにかかる均等割額を賦課せず、実質免除とすべきです。 

 議員各位におかれましては、この趣旨を十分ご理解いただき、本改正案にご賛同いただきますようお願い申しあげて、提案説明とさせていただきます。