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2010年5月14日

黒沢尻工業高校と沢内を視察


懇談している様子 日本共産党市議団の竹間幸一団長、斉藤隆司議員、勝又光江議員、大庭裕子議員は、4月19日に岩手県北上市の岩手県立黒沢尻工業高等学校専攻科を、20日に岩手県和賀郡西和賀町沢内庁舎と特別養護老人ホーム「ぶなの園」を行政視察しました。黒沢尻工業高校は、3月の北上市の人材育成事業と産業政策調査の関連です。

  黒沢尻工業高校専攻科では、「岩手県ものづくり人材育成のための専門高校・地域産業連携事業」にとりくんでいます。これは、ものづくりの基盤となる人材の確保・育成のために、工業高校と地域産業界が連携しながら生徒の企業実習、学校での実践的指導等に取り組み、地域産業界のニーズに応えられるような実践的な人材を育成するとりくみです。自動車産業を中核とした岩手県中部工業地帯にある黒沢尻工業高校は、高等普通教育と工業に関する専門教育を目的にして、ものづくり産業を支える優れた人材を育成する事を基本方針にしています。視察の様子専攻科は岩手県の技術・技能を継承し、ものづくり産業をささえるスペシャリストの育成をめざし、工業系の学習をした生徒がさらに2年間、高度な専門的知識と技能を学習し、技能検定資格の取得、長期(4ヶ月)インター ンシップなどをこなします。 地域産業界人の出前授業、岩手大学での受講、高専等からの講師派遣、修学旅行は地元企業の中国工場、技能五輪全国大会への挑戦・出場など特色ある取り組みで、地元企業に短大卒と同等の待遇で就職しています。こうした実践的教育に産官の「北上川流域ものづくりネットワーク」が協力しています。「日本のものづくりの核心部分を彼らが受け継いでいくことになるだろう」と先生が語っていました。
川崎市内には県立2校、市立1校の工業系高校がありますが、このような人材育成プログラムはもっていません。

視察の様子  西和賀町沢内庁舎では、西和賀町の高齢者福祉施策、老人医療費給付制度、沢内病院の活動について説明を受けました。旧沢内村と湯田町が平成17年度に合併して西和賀町に。この時、それまで沢内村で実施されてきた老人医療費10割給付事業(60歳以上)は、県単独医療費助成事業と整合性を図り、対象年齢を65歳以上、外来1500円、入院5000円を上限に一部負担となりましたが、町内全ての開業医と調剤薬局が対象に拡大、沢内病院では現物給付を続けています。旧沢内村は「豪雪・貧困・多病」の克服に取り組み、住民の命と健康をまもる「生命尊重」を村是として、老人医療費10割給付や総合成人病検診など、保健・医療・福祉の包括システムを構築し住民の健康維持・増進に努めてきました。保健福祉課長さんは老人医療費給付について「やめるよう国から指導され、国保の国負担金が減額されているが、続けていく」と語っていました。沢内病院は特別養護老人ホームには医療の支援をおこなっています。

「ぶなの園」では、同特別養護老人ホームの運営状況や、西和賀町での高齢者福祉施策について説明を受けました。西和賀町は、総人口6976人(平成22年3月末)のうち60歳以上が48%以上と高齢者が非常に高くなっています。特養の待機者は約40人。医療とのよりいっそうの連携、認知症高齢者のケアなどが検討課題になっているといいます。