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2007年6月5日

核兵器廃絶平和都市宣言25周年 平和をきずく市民のつどい(2007.6.3)


2007,06,05, Tuesday

川崎市の「核兵器廃絶平和都市宣言」25周年を記念する「平和をきずく市民のつどい」(同実行委員会主催)が、6月3日、中原区の平和館で開催され、子どもや若者から高齢者まで延べ約2200人が参加。
勇壮な和太鼓で幕を開けた午前の部は、腹話術「ゴローちゃん」、自主学童っ子らの群読とけん玉、沖縄舞踊、ひとみ座の人形劇、大型紙芝居、高校生らのブラスバンド演奏を楽しみました。
午後は朗読・合唱による憲法フェスティバルにつづいて、「9・11を体験した記者が語る世界と日本の憲法」と題して、朝日新聞記者の伊藤千尋氏が記念講演。伊藤氏は、「9・11テロ」の後、米国ではブッシュに反対する者は非国民と呼ばれるようなナショナリズムが高まるなか、基本的人権を規定した合衆国憲法を読み返して、ブッシュの法案にただ1人反対した議員がいたことや、日本のような戦争放棄の憲法をもつ中米コスタリカの取り組みなどを報告。「憲法9条は戦後、『戦争をなくしたい』という中国、アジア、日本の人々の思いが結晶になったもの。被爆の体験と憲法9条を持つ国は地球上で日本だけです。日本はアメリカベったりではなく、平和憲法を世界に広める責任があります」と熱く語りました。

2007,06,05, Tuesday