トピックス

2007年5月29日

市内各地で緑破壊、法逃れの開発 「まち連」が乱開発現地ツアー(2007.5.27)


2007,05,29, Tuesday

「無秩序な開発に規制を」と参加者
市内で問題となっているマンション建設等の「乱開発」の姿を実際に見て、まちづくり行政のあり方をみんなで考えようと、5月27日、まちづくり・環境運動川崎市民連絡会(小磯盟四郎事務局長)主催の「乱開発現地ツアー」がとりくまれ、学者・建築家などを含む約40人がマイクロバスや乗用車に分乗して市内を巡りました。
今回見学したのは、
(1)アセス逃れをやめさせる陳情を採択した市議会の議決も無視して工事を強行しようとしている高津区新作の「ゴールドクレストマンション」、
(2)深刻な日影被害や朝鮮初等学校の教室が丸見えの高津区末長の富士通ゼネラル跡地の長谷工マンション、
(3)閑静な住宅地で近隣住民のプライバシーを損なう宮前区宮崎のワンルームマンション、
(4)大量の盛土で谷戸を埋め立てるため地滑りの危険性やダンプが1日200台も走行するという神木本町での(株)成建の谷戸開発、
(5)意図的な盛土と数の偽装による多摩区菅馬場の地下室マンション、
(6)Aランクの緑を破壊し違法な盛土が問われている麻生区柿生の地下室マンション開発現場
の6カ所。
現場ごとに、地元住民らでっくる対策委員会の人びとが出迎え、住民被害の状況や、平均地盤面設定の違法性などを訴えました。
共産党市議団から石田和子、石川建二、井口真美、勝又光江の各市議らもツアーに参加し「無秩序な開発を規制するために全力をあげたい」と挨拶しました。
参加者らは、平均地盤面のごまかしや、数棟を渡り廊下でつないで一棟のマンションとして届けるなど明らかなごまかしの開発に、「このままではまちが破壊されつくしてしまう」と危機感を募らせ、運動を強めようと話していました。


2007,05,29, Tuesday