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2007年9月14日

「塩漬け土地」問題追及で集会 かわさき市民オンブズマンら


2007,09,14, Friday

王禅寺の「塩漬け土地」問題を追及する市民らが14日、かわさき市民オンブズマン(篠原義仁代表幹事)の呼びかけで、住民監査請求に向けて話しあいました。
報告によると、問題の土地(麻生区王禅寺源左衛門谷1201番地1、同1209番地2、山林、合計6609平方メートル)は斜面地でまともな公道は隣接しておらず、きわめて使い勝手の悪い土地です。この土地を川崎市が川崎市土地開発公社から07年1月22日に10億182万5356円で購入していますが、路線価を基礎に算定すると約4000万円~8000万円にすぎず、市から依頼された不動産鑑定事務所の鑑定結果も06年4月1日時点で1億6600万円であり、異常な税金の使い方がされているとしています。
また、川崎市土地開発公社がこの土地を1990年10月22日に6億1981万3454円で「代替用地」として購入していますが、これに先立つ2年間に次々と転売されており、このような開発困難な土地をなぜ購入したのか疑問が表明されています。
参加者から「市民が川崎市に緑の保全を求めて買収を要求しても『金がない』と拒否され、みかねた市民らがトラスト資金を集めて緑の保全に努力している。なのに10億円をポンと出していることは2重におかしい」と市政への厳しい批判が出されました。
このほか、かながわクリーンセンターと、共産党が一貫して追求してきた市のビジネスホテル建設の住民監査請求についての報告もありました。(2007.9.14)