調査・研究 • 資料室

2011年2月15日

川崎港の未来は―国際コンテナ戦略港湾政策は川崎市と市民生活を豊かにできるのか


kawasakikounomirai


問題意識
第1章 日本におけるコンテナ港湾整備はどのように始まり、どのように行われてきたのか
1 -① 戦後日本の港湾管理制度の始まり
1 -② コンテナリゼーションに対する港湾整備方式の模索―公団・公社方式
1 -③ 公団・公社制度の問題点
1 -④ 編み出された「新方式」と呼ばれる整備・運営方式
1 -⑤ 日本国内における新たなコンテナ船受入港の出現と問題点

第2章 外国における港湾政策との比較
2 -① アジア諸国におけるコンテナ港湾開発の特徴
2 -② グローバルターミナルオペレーターとは何か
2 -③ ターミナルオペレーター・ハブ港の代表的事例、シンガポールの場合
2 -④ 港湾の私有化の中止と資金調達方法の多様化
2 -⑤ 港湾局・港務局(ポートオーソリティ)の戦略
2 -⑥ ターミナル運営に不可欠な港湾システム(IT:情報技術)とは

第3章 日本における「スーパー中枢港湾」政策と国際コンテナ戦略港湾政策
3 -① 「スーパー中枢港湾」政策とは?
3 -② 「スーパー中枢港湾」政策の目標達成度は?
3 -③ 前政策で実現できなかった競争力強化のための国際コンテナ戦略港湾政策

第4章 「国際コンテナ戦略港湾」は、本当に実現するのか?
4 -① 日本の国際収支における構造的な変化への対応の欠如
4 -② 港湾の「公有民営化」はできるのか?
4 -③ 都市計画の一部としての港湾計画の必要性
4 -④ 港湾における財務データ等の情報開示の欠如
4 -⑤ 大規模・高規格コンテナバースの整備と財政支援

第5章 国際コンテナ戦略港湾政策策定の経緯
5 -① 国際コンテナ戦略港湾政策の背景
5 -② 2010 年 6 月閣議決定の「新成長戦略」での港湾政策
5 -③ スーパー中枢港湾政策から国際コンテナ戦略港湾政策へ
5 -④ 2010 年 2 月 10 日東京都・川崎市・横浜市「京浜港共同ビジョン」

第6章 KCT の失敗に学ぶもの
6 -① 川崎港コンテナターミナルの概要
6 -② KCT の損益状況
6 -③ KCT の教訓を生かせるか

終章 川崎港の将来:エコポート・エココースト
1 エコポート・環境重視型港湾とはどのようなものか
2 京浜港はエコポートとなりえるか
編集あとがき
川崎港コンテナターミナル、国際コンテナ戦略港湾に関する
川崎市議会での日本共産党市議団の質問より抜粋(議事録)