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2011年9月12日

日本でいちばん大切にしたい会社~良い会社は社員が一番


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9月10日、「日本でいちばん大切にしたい会社」の著者で法政大学大学院政策創造研究科の坂本光司教授を講師に、企業のあり方や中小企業政策などについて学習しました。

坂本教授は「企業経営も、行政経営も、経営とは『5人』を幸せにする活動であって、業績とか成長とかは結果に過ぎない」と述べ、「経営の判断軸は、業績とか、効率とかではなく、幸せになれるかどうかを軸」にする考えを述べました。

坂本教授のいう「5人」とは、社員とその家族、社外社員とその家族、顧客、地域住民、株主・関係者の順で、「社員とその家族が幸せに働けない企業は顧客も幸せにできないし業績も伸びない」と社員とその家族の幸せを一番目におきます。

教授は全国6600社を訪問・調査し約1割がこのような経営をしていると述べ、理事長を務めているNPO法人でこの方針を実践していると述べました。

事例としてラグーナ出版(鹿児島市)、未来工業株式会社(岐阜県)、ダイアログインザダーク(渋谷区)などが紹介されました。

質問に答えて、自治体が、下請代金支払遅延等防止法などがきちんと守られているかどうかの確認を積極的に行うなどして中小企業を支援することも可能だと述べました。