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2014年3月11日

雇用継続をルネサスに申し入れを~市古団長が代表質問


DSC047733月4日の川崎市議会本会議で、日本共産党の市古映美団長が、福田紀彦市長の2014年度予算案について代表質問し、半導体大手ルネサスエレクトロニクスの大リストラ計画を中止するよう申し入れることなどを求めました。ルネサスエレクトロニクスは、大リストラ計画を発表し、同市中原区の事業所を閉鎖して、社員を茨城県や群馬県などの事業所に広域配転させるとしています。市古議員は、子どもを育て、母親を扶養している女性から転勤は不可能だとの悲鳴が上がっていると紹介。ルネサスに対し、雇用継続に万全を期すこと、地域や従業員に丁寧な説明をし、転勤の強要・不当なリストラを行わないことを市長自らが申し入れるよう求めました。これに対し、福田市長は「ルネサスエレクトロニクスや関連企業の動向を注視していきたい」と述べるだけで、実態把握すらしない姿勢が浮き彫りになりました。
市古議員は、中原区の再開発事業で、反対している地権者も、強制的に再開発ビルに入るか、補償をもらって開発地区外に移転するしかなくなってしまう問題に言及。高齢者がいて引っ越せない住民の声を直接聞くよう求めました。福田市長は答弁で、「事業への不安をお持ちである方も一部いらっしゃるということは、認識している」と述べましたが、引き続き事業を進める姿勢を示しました。
市古議員はまた、党市議団が市民とともに要望し、予算案に盛り込まれた、中学校給食の実施、産後母子ケア事業、就学援助の拡充についても取り上げました。