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2015年4月15日

川崎市議会議員選挙の結果について


11名全員当選へのご支援ありがとうございました。公約実現に全力をつくします

IMG_3754のコピー4月12日投開票で行なわれた川崎市議会議員選挙で、日本共産党は現職8名、新人3名が当選し、立候補した11名が全員当選を果たし、前回比1議席増、改選比2議席増の前進を勝ち取りました。すべての行政区で党の議席を得て、高津区では8年ぶりに複数議席を回復しました。

神奈川県議会議員選挙では、中原区(定数3)で日本共産党の君嶋ちか子候補が当選し、中原区では36年ぶり、川崎市内からは16年ぶりに共産党の県会議席を奪還し、神奈川全体では議席空白を克服し、ゼロから一気に過去最多タイの6議席に躍進しました。

ご支援をいただきました、すべてのみなさんに心から感謝いたします。

川崎市議選の結果は、自民党19(前回比3増)、公明党13(現状維持)、民主党11(前回比3減、無所属会派三宅氏含む)で、日本共産党11は現段階で民主党と並び市議会第3党となりました。議席占有率は18・33%(前回16・67%)となり、政令市議会での日本共産党の議席占有率では、京都市の26・87%に次いで2番目の位置となりました。

投票率が過去最低の41・98%(前回比4・13%減)と大幅に下がるなか、日本共産党の全市合計得票数は74,241票、得票率15.77%を得て、前回4年前の得票総数65,099票、得票率12.94%から大幅に増やしました。前回より3議席増の自民党の得票総数は145,536票(前回147,799票)、公明党は80,952票(前回85,528票)、民主党は候補者数を絞ったものの得票総数76,233票(前回107,724票)と、議席数・得票数・得票率ともに前回比で伸ばした政党は日本共産党だけでした。民主党の凋落ぶりは明らかです。

選挙戦で日本共産党は、市民と力をあわせて市政を動かしてきた市会議員団の値打ちを語るとともに、3月議会で条例提案に踏み切った「中学生までの医療費無料化と所得制限の撤廃」「介護保険料の引き下げ」「住宅リフォーム助成の創設」や、保育園・特養ホーム緊急増設、小中学校での少人数学級の拡大など市民の切実な願いにこたえる政策とともに、船の来ない港や必要ない橋2本建設など1400億円の税金ムダづかいストップ、これをやめれば市民の願いは実現できると訴え、3つの条例案に反対する一方で大型開発を推進する自民・公明・民主・維新など「オール与党」を告発し、日本共産党への共感と支持が寄せられました。同時に、安倍自公政権の暴走への不安が広がるもとで、自民・公明・維新がねらう戦争立法ストップ、消費税10%への増税中止などを訴え、日本共産党の躍進で川崎から安倍暴走ノーの審判をくだそうと呼びかけ、保守層も含め幅広い支持を広げました。

この選挙戦に入り、直前の議会で条例案に反対しながら「中学生まで医療費無料化」を言い出す政党・候補者が相次ぐ(公明党、民主党)など共産党の政策・論戦が他党を動かし、同時に「船の来ない港はデタラメ。共産党を許すわけにいなかい」(自民党)など、共産党のムダな大型開発批判に敵意向き出しの反共攻撃も成されました。これらは市民の切実な願いにこたえる日本共産党の政策・争点への共感・支持の広がりを他党も無視できなくなったもので、今後の要求実現への足掛かり、前向きの変化をつくり出したといえるものです。

日本共産党は、11議席に前進した市会議員団が一丸となって、選挙中にかかげた公約の実現、税金ムダづかいをやめさせ市民生活優先の市政への転換に全力をあげるとともに、安倍自公政権による「戦争立法」阻止など暴走政治ストップにひきつづき全力をつくす決意です。

 

2015年4月14日

日本共産党川崎市議会議員団

団長 市古映美