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2015年11月26日

看護小規模多機能型施設・障害者生活介護施設など視察


CIMG028211月2日、今年7月に中原区上平間に開設された看護小規模多機能型施設「なかはら看護小規模多機能ホーム」と、サービス付き高齢者向け住宅「レインボーの家 上平間」へ視察にうかがいました。2つは同じ建物内にあり、1階が「なかはら看護小規模多機能ホーム」、2階・3階が一般社団法人メディホープが運営する「レインボーの家 上平間」です。
幸区小倉にある社会福祉法人・育桜福祉会が運営する障害者生活介護施設「こぶし園」にも視察へうかがいました。視察には、市古映美・石田和子・井口真美・渡辺学の4人の議員が参加しました。

看護小規模多機能型施設とは「通い」「泊まり」「訪問介護」「訪問看護」を組み合わせたサービスです。「なかはら看護小規模多機能ホーム」は、運営を川崎医療生活協同組合がおこなっていCIMG0286て、居宅介護をはじめ、訪問看護、訪問介護、デイサービス、居宅介護支援という5つの介護事業所があります。利用できるのは中原区・幸区にお住まいの方、要介護1~5の認定を受けている方、医療処置のある方・がんなどで終末期の方、認知症のある方です。

介護が必要となった方が、これらのサービスを状態や必要に応じて臨機応変に利用できる介護保険の事業です。介護・看護が手をたずさえ、さまざまなサービスを切れ目なく柔軟に活用・提供し、高齢者の在宅生活を支える施設です。まだまだ新しいので、利用者も定員には至っていないとのことです。多くの方に知っていただき、利用していただきたい施設です。

 

CIMG031925年前につくられた「こぶし園」は、中原養護学校を卒業した身体的な重度障害をもつ方などが通ってきています。1階は重度心身障害を持つ方、2階は重度知的障害を持つ方の施設です。毎日6台の送迎車で通ってきます。

午前の作業を見学させていただきました。どの階でも、スタッフさんと利用者さんが、きれいな押し花はがきや、メッセージカード、ペンたて・コースターなど、いろいろな物を作られていました。こうした活動は、「作業そのものがメインではなく、こぶし園に行ったら、これをするんだ」という楽しみをもち、生活リズムをつくるために行なっているとのことでした。施設長さんをはじめスタッフの方々が一人一人に寄添って支援していらっしゃる雰囲気をとても感じました。スタッフさんには20年前後の経験を積んでおられる方々を始め、10年前後のスタッフさんが中心に働いておられるとのことでした。