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2017年8月29日

川崎市政・大規模開発黒書2017「こんな税金の使われ方許せるでしょうか?」


fukuda-kokusho

はじめに

4年前、「オール与党」が推薦した前市長の後継者(天下りの元財政局長)が敗れ、福田紀彦市長が誕生。それまでの福祉切り捨て、大型開発優先で市民に冷たい市政への不満と怒りが示されました。

今年3月31日、再選をめざす出馬表明会見で福田市長は「誰に向いて市政運営をしていくかと言えば、あくまでも市民の皆さん」と述べましたが、果たして福田市長は、どのような予算の使い方をしてきたのでしょうか。その実態は、かつてないスピードで不要不急の大規模開発を推進。「税金のムダづかいをやめてほしい」という市民の期待は大きく裏切られることとなりました。

この間、市議会では、福田市政のもとで次つぎ具体化・予算化される大規模開発計画に対し、日本共産党川崎市議団がその必要性や予算の使い方をきびしく追及する論戦を展開してきました。本書は、そうした党市議団の議会論戦を中心に、福田市長が本格的にすすめる大規模開発を検証するとともに、子育て・教育・介護などの市民生活の実態、市財政の現状にもふれて、市民の願いを実現できる可能性と展望を明らかにしたものです。
「こんな税金ムダづかいを許していいのか」「もっと市民のために税金を使う市政にしてほしい」…そうした市民的な議論が広がることを期待し、本書がその参考になれば幸いです。

日本共産党川崎市議会議員団