トピックス

2022年7月20日

川崎市視覚障害者福祉協会と懇談しました


   7月20日 日本共産党川崎市議団は、川崎市視覚障害者福祉協会と懇談しました。同会からは3名の方が参加され、以下の項目について要望されました。

トリミング



第1.視覚障害者が安心して歩ける街づくり

1.点字ブロック、音響式信号機の設置などの歩行環境改善

2.視覚障碍者の安全な歩行のための交通信号システムの充実

3.鉄道のホームドア設置の推進

4.路線バスの案内

5.視覚障害者が利用する施設情報についてのタクシーのナビの改善

6.歩行者へのスマホについての啓発

第2 視覚障害者の日常生活用具の給付の充実

1.自立生活支援用具の改善

2.情報・通信支援用具の耐用年数短縮

3.「視覚障害者用読書器」への概念の変更

4.情報・意思疎通支援用具として多機能の機器を位置づけること

5.給付されている機器との重複機能を理由とする申請制限の撤廃

第3 高齢視覚障害者のよりよい生活の場の確保

1.施設入所者の生活の質の保障

2.視覚障害者のための入居施設の整備

3.デイサービスにおける視覚障害者の利用の保障

第4 行政・地域サービスの充実

1.行政からの文書の展示表記の徹底

2.視覚障害者の安心サポート(代読・代筆)の改善

3.「眼球使用困難症候群」の患者に対する視覚障害者と同等の福祉サービスの給付

4.盲導犬にかかわる医療費の公的助成

5.視覚障害者のための高齢者等緊急通報システムの改善(バリアフリー端末の提供など)

6.在宅給付金の支給の復活

7.関東地区視覚障害者卓球大会への助成

第5 国が障害者福祉のため地方自治体に推奨している施策の推進

1.重度障害者等就労支援特別事業の速やかな実施

2.読書バリアフリー法に応える図書館サービスの推進

3.視覚障害者情報アクセシビリティ強化支援事業への助成

    川崎市視覚障害者福祉協会からは、時代の変化とともに視覚障害者の外出や社会参加の状況は大きく変化している。「川崎市には、バリアフリー法や川崎市福祉のまちづくり条例の趣向を踏まえて、積極的に改善を指導してもらいたい」と、具体的な危険個所を示され、環境改善について要望されました。 

    また、「眼球使用困難症候群」の患者は、視覚障害者と同様の困難さがあるにもかかわらず、公的支援が得られていないので、市の地域福祉サービスとして同行支援や日常生活用具の給付などの福祉サービスを実質的に給付するよう要望されました。

 市議団は、今後も当事者・家族の声を市政に反映させるべく、引き続き取り上げていきたいと述べました。