市立末長保育園の民営化案、市立かわなかじま保育園とみぞのくち保育園の指定管理者指定などに反対〜石田和子議員が代表討論
6月17日に第３回市議会に提出されていた議案などの採決に先立ち、日本共産党川崎議団を代表して石田和子議員が討論を行ないました。
石田議員は、川崎市末長保育園を民営化する内容の議案第81号について、民営化は、今まで培ってきた職員と子どもたち、保護者とのつながりを断ち切り、その保育園を選んだ保護者の選択権をも侵害するものであり、コスト削減を優先すれば保育労働者の労働条件の悪化、保育の継続性の断ち切り、保育水準の低下をもたらすことになるゆえ、公立保育園の民営化方針を見直し、公私間格差是正処置を拡充するなど保育水準の向上に全力を挙げるべきと反対を表明しました。
また、川崎市かわなかじま保育園のと川崎市みぞのくち保育園の指定管理者を継続して指定する議案第87号、88号について、若い保育士への的切り替えがおこなわれていること、競争による人件費抑制で保育の継続が断ち切られる恐れがある事を理由に反対を表明。
議案第90号の市道路線の認定及び廃止について、宮内区内の菅生ヶ丘２号線、３号線にかかわる行政処分のあり方に問題があるとして反対、また議案91号の黒川地区小中学校新設工事の契約の変更について、契約締結に反対した立場から反対、そのほかの議案には賛成すると表明しました。
採決では、18議案は全て原案通り可決しました。
この日、意見書案９件と決議案1件が提案され審議されました。共産党市議団は
○認可保育所等の整備のための国有地の提供を求める意見書
○認可保育所等の整備のための県有地の提供を求める意見書
○消費税の増税でなく、大企業・大資産家への優遇税制や防衛費を徹底して見直す事を求める意見書
○沖縄の米海兵隊普天間基地の県内移設の日米合意の撤回を求める意見書
○「政治とカネ」をめぐる疑惑解明を求める決議
を起草し提案しました。
消費税増税に反対する意見書の提案説明を斉藤隆司議員が、日米合意を撤回する意見書の提案説明を石川建二議員が行ないました。
認可保育所等の整備のための国有地・県有地の提供を求める意見書は全会一致で採択されました。