改定介護保険の内容・問題点と自治体での取組の学習会開く
9月3日、大阪社会保障推進協議会・介護保険対策委員で福祉・介護オンブズネットおおさか事務局長の日下部雅喜さんをまねいて改定された海保保険法の内容と問題点、後退させないための自治体へのとりくみについて学習講演会が開かれました。日本共産党川崎市議団主催。
日下部さんは介護保険10年の現実は「介護の危機」であり、「介護心中」「介護殺人」が後を絶たず、「貧困ビジネスの介護版」ともいえる被介護者の尊厳が無視した施設も生まれていると話しました。
日下部さんは改正介護法のポイントとして４点を指摘。保険者判断による予防給付と生活支援サービスの総合化で要支援者のサービス切りすてが、単身・重度の要介護者等に対応できるよう24時間対応の定期巡回・随時対応型サービスや複合型サービスを創設をいうが人員・体制等の充実抜きではできないと話しました。
介護保険料負担も限界になっており、現在50％公費負担の引き上げ無しには解決不可能だとのべました。