議会報告

2012年3月22日

一般会計予算等の組替え動議を提出~市古議員が提案説明


DSC04659日本共産党川崎市議団は「平成24年度川崎市一般会計予算」等の組替えを求める動議を提出、市古議員が提案説明をおこないました。

市古議員は、新年度予算案が、市民の福祉・くらしや市内中小企業の支援、防災対策の強化などについて危機感がうすいだけでなく、国民健康保険料、介護保険料、認可保育園保育料を値上げする一方で不要不急の大規模事業の予算が大幅に増加していることを指摘して、市民生活を支えるための緊急課題にしぼった組替えの基本方針を示して予算案の再提出を求めました。

組替えの基本方針は、
(1)防災対策の強化として木造住宅の耐震補強工事推進のための助成予算の大幅増額、児童生徒用備蓄物資の拡充。
(2)中小零細業者の営業とくらしの支援〜工場家賃・機械リース代など固定費補助を創設し下支えする支援、住宅リフォーム助成制度の創設
(3)子育て支援〜認可保育園の保育料値上げ中止、同緊急増設、私立幼稚園保育料補助の増額、小児医療費所得制限の撤廃と中学生までの拡充、小学校3年生までの少人数学級の拡充、中学校給食の実施。
(4)高齢者支援〜介護援護手当の復活、第1号被保険者介護保険料の引き下げ、特養ホームの緊急増設と介護施設等への人材確保の支援、非課税世帯の障がい者医療費無料化、結核・精神医療付加金制度及び重度障がい者等入院時食事代補助制度の復活、敬老祝金・長寿夫妻記念品の復活。
(5)低所得者支援〜被保護世帯上下水道料金減免・入浴援護事業の復活、小中学校自然教室の食事代補助、生活保護・就学援助世帯の入学祝金・修学旅行支度金・卒業アルバム代補助他の復活、高校奨学金予算の増額と受給資格の拡大、他。
(6)国際コンテナ戦略港湾計画への投資や3基目のガントリークレーンの設置、京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区構想や高速川崎縦貫道路など不要不急の大規模事業の中止・延期、一般会計の市債発行の抑制。

これらで約71億円の規模を見込んでいます。採決では、他政党・無所属議員は一切の質問も無く否決しました。